Pentatonic Scale
ペンタトニック・スケールの弾き方
ロックやブルース、ジャズから民謡まで、ありとあらゆる音楽で使われる5音のスケール。
ペンタトニック・スケールの定義
ペンタトニック・スケール系は全5種類存在し、1,b3,4,5,b7というマイナー・ペンタトニック・スケールと、1,2,3,5,6というメジャー・ペンタトニック・スケールの2つが最も使われます。
他の3種類は西洋音楽では名前が付いていませんが、中国や日本などのアジア系音楽だと5種類全てに下記のような名前が付いています。
スケール名 | 構成音(ディグリー) | コード スケール |
Minor Pentatonic マイナー・ペンタトニック (羽調式) | 1 | b3 | 4 | 5 | b7 | -7 -△7 |
Major Pentatonic メジャー・ペンタトニック (宮調式, 呂) | 1 | 2 | 3 | 5 | 6 | 7 △7 |
商調式 (律) | 1 | 2 | 4 | 5 | b7 | -7 -△7 |
角調式 | 1 | b3 | 4 | b6 | b7 | φ7 |
徴調式 (陽) | 1 | 2 | 4 | 5 | 6 | -7 -△7 |
ペンタトニック・スケールのコード・スケール
ペンタトニック・スケールからChord-Scale(対象となるコードにぶつかるAvoid Noteが入っていないスケールの事)を探すと以下のようになります。
例
ギターソロやフレーズなどを作る際、1段目の様にそれぞれにペンタトニック・スケールを割り当てる方法や、2段目の様に共通するペンタトニック・スケールだけを使う方法があります。
()内は各コードから見たスケールの構成音です。
ギターの指板図
上2つの図は全体の指板図、それ以下は各ポジションの弾き方の図です。
覚え方・練習方法
覚え方の一つとして、まずCメジャー・ペンタトニック・スケール(Aマイナー・ペンタトニック・スケール)を全ポジションで弾けるようにします。毎日、指のトレーニングを兼ねて1回行うと頭に入りやすくなるのでお勧めです。
始めはCから行い、慣れてきたらG→D→A→Eといった感じで毎日ルートを変えて全12ルートで行えるようにしましょう。