Maintenance
ギターのメンテナンス
弦高調整
以下は目安値です。エレキギターの弦高調整は初心者でもやり方さえ覚えれば簡単に調整が出来ます。アコースティックギターは少し経験が必要になります。
アコースティックギターの弦高調整
12フレットと弦の底の隙間を測ります。
サドルを外して、サドルの底をサンドペーパーなどのやすりで水平に削って調整します。
| 低め | 標準 | 高め |
6弦側 | 2.3mm | 2.5mm | 2.7mm |
1弦側 | 1.8mm | 2.0mm | 2.2mm |
エレキギターの弦高調整
最終フレットと弦の底の隙間を測ります。
サドル部分に付いている弦高調整ネジを回して調整します。
| 低め | 標準 | 高め |
6弦側 | 1.5mm | 1.7mm | 2.0mm |
1弦側 | 1.0mm | 1.2mm | 1.5mm |
オクターブチューニングの調整
フレットを押さえたときのピッチの精度を調整するものです。手順は以下の通りです。
【1】調整する弦のチューニングをぴったり合わせます。
【2】15フレットを押さえて、チューナーでズレを確認します。
【3】低い場合はサドルをネック側に、高い場合はボディ側に動かします。
トラスロッド調整
6弦を左手で1フレット、右手親指で15フレットを押さて、8フレットが0.2mmになるように調整します。
簡単な確認方法として、前述の押さえた状態で右手人差し指で8フレットをタッピングするとEbの音が出ます。逆反りしていると音が出ません。反対に綺麗に音が出すぎる場合は反り過ぎています。
ちょうど音がなり始める位置が適正です。
ピックアップの高さ調整
最終フレットを抑えた状態で、各弦のポールピース(磁石)と弦の底の隙間の高さを測ります。通常は6弦側が2.5mm、1弦側が2.0mmにするのが一般的です。
ピックアップは近すぎると音量が増え、平坦な音になります。遠すぎると音量が下がり、音の解像度が上がります。
クリーン重視の場合は、6弦側が3.0mm、1弦側が2.5mm程度に調整するのがお勧めです。
| シングルコイル | ハムバッカー | 推奨値 |
6弦側 | 2.5mm | 2.5mm | 3.0mm |
1弦側 | 2.0mm | 2.0mm | 2.5mm |